青山学院大学は、今年、史上3校目の箱根駅伝「4連覇」を成し遂げたチームです。
営業マン出身の原晋監督の、旧来の陸上界と違った雰囲気や手法でのチームづくりにはとても興味津々。
青学駅伝部と言えば、原監督のチームマネジメントや「目標」の活用が取り上げられることが多いのですが…私はこの記事の中で『団結力』について述べられているところに注目しました。
広い人間関係を築きコミュニケーション力を養うことに力を入れられている、というくだりです。
「チームの結束力を高めるには、一部の人と深い関係を築くことより、すべての人との間から垣根を取り払い、広い関係をつくることが必要だと思います」
チーム内の仲の良さに濃淡があるなら、それは派閥があるということだ。派閥のあるチームは率いるのに骨が折れる。そのチームがアスリートの集まりであっても、ビジネスマンの集まりであっても、同じことが言えるだろう。
なるほどな、と思いました。
というのは…
私は大学時代、ラクロスというスポーツに没頭していました。
当時は4学年合わせて30人弱という規模の部活でしたが、3年次にはキャプテンも務めました。
(ちなみに、痛い思い出いっぱいの経験です…自信がなくて、でもというか だからというか「認めてほしい」オーラを出していて、プレーもぱっとしなくて…まったく満足いかないリーダーっぷりでした)
そんなラクロス部、母校も含め、最近は70人、80人、中には100人を超える規模のチームになっている学校も多いようです。
まだまだマイナースポーツであるラクロスの競技人口が増え、発展することは素晴らしい☆
近年、母校のラクロス部の学生さんと話したり、他大学のラクロス部のブログ記事を読んだりする中で、100人規模のチームの運営について興味を持っていました。
100人どころか、何千人、何万人という組織も企業ならばたくさんあるけれど、企業は必ず部署に分かれていて、役割が異なり、部署や最小単位のチーム運営に重きを置くことから始めたら良いだろうと思っています。
学生スポーツの組織は、それとは少し異なると思うのです。
もちろん役割分担があったり、プロジェクトがあったり、ポジションごとに練習したり、と、小さいチームで何かに取り組むこともある。
でも、その小さいチーム内での団結だけではうまくいかない、「全体としての団結力」がより必要であるように思います。
また、大学であればどうしても1年ごとに卒業・入学により4分の1のメンバーが入れ替わり、幹部も交代となります。1年ごとにある程度(ときには1から)チームを作り直す必要があるところも特筆すべき点です。
1年で「全体としての団結」を形にする。
そこには、チーム内に少人数の濃い関係性を作るのではなく、濃淡なくすべての人と人の間の関係性を育てることが重要だということ。
とても納得しました。
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